明日になれば
この花が実り
いつか終わりが来くるしても
それでもまた
この尊い花は
清麗に咲き続けるだろう
映し出される
瞳の硝子には
壊れかけたモノが
散りばめられて
何を今
必要なものかも
解らない時代の中
愛はどこへいってしまったのですか
人は何を忘れてゆくの
時は変わらずに
過ぎていくけれど
川の流れのように
緩やかに
雲間からでる陽のひかりは
美しく照らしだされ
風樹の重なりあう音色が
いつも変わらずになど
過ぎていくことはない
それでもまた
いつかのように
雨が降り
地にはいくつもの
種から誇り高い
麗美な花へと育ち
宿る命は
可憐に淡く
強く生き続けてゆくでしょう
月は雲隠れをし
鳥は雲路をたどり
私はそれを見上げ
宵の麗色さの
美しさを身にしめ
泣き伏せながら
この尊い風光明媚が
永久にあるように
眺めている
人がいる限り
人は手をさし伸べ
何かをきっと手にするのでしょう
壊れかけても
崩れそうでも
この空が永遠につぐくように
僕らの愛も永遠につづくでしょう
愛の花よ
何度枯れても
尽き果てるまで
貴方の側で
私の側で
咲き続けて下さい
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