あの森へいけば
いつか
君を
見つけられるかな
夢の中で君は
私を探してくれる
眠りについた
私の頭をそっと
撫でて
気高その寂しそうな顔で
笑ってくれる
そうして
深い深い
眠りの世界へ
君は
私を
引きずりこんでゆく
それでも
壊れた世の中よりも
夢の中に
いると幸せを
幸せに感じる
君は教えてくれる
風のにおいも
花の美しさも
この世の
素晴らしさも
私のことも
君が一体だれなのか
私にはわからない
君は私を
知っているのに
私が泣き崩れていればどこからか
現れて
涙をふいてくれる
君の言葉を信じて
また現実へと
戻りゆく。
それが幻想だとしても信じていたい。
いつの日か
今度は私が
君を探しに
行くから
あの深い森の中へ
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